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日本共産党福岡市議団の政策と活動

住宅都市局長による不適切発言の謝罪と撤回について

2017年6月 倉元達朗市議

福岡市議会が6月23日に閉会し、住宅都市局長の不適切な発言について、日本共産党市議団の倉元達朗幹事長(議運理事)が次の談話を発表しました。


一、6月16日の本会議で、長住中央公園のソフトボール場の存続をめぐる問題に関連して、新村優市議(無所属)の一般質問に対し、光山裕朗住宅都市局長が「いいかげんなことを言ってもらったら困る」「ここの近くに私の親類がいるので、苦情をずっと受けてきた」「私は公園内の違法駐車のおびただしい数を確認している」などとする「答弁」を行なった。

一、この発言は、公正・公平であるべき市当局の「答弁」であるにもかかわらず、「私の親類」が受けた「苦情」や、公式の調査かどうかも定かでない「私」による「確認」などを根拠としており、きわめて不適切なものである。また、市議会議員の質問を「いいかげん」などと一方的に断じ、自由であるべき議員の発言を封じようとするものであった。

さらに、長住中央公園の再整備の方針をめぐっては住民同士が対立状態にあり、双方が真摯に話し合い歩み寄る、住民自治の精神でこの問題を解決するよう促すことこそが市当局には求められているが、局長の発言はこうした精神をかなぐり捨てて、明らかにその一方の立場に立って、他方を攻撃すると受け取られるものだった。

わが党はこの発言後、直ちに議会運営委員会(議運)委員長に議運の開催を提起し、開かれた議運理事会において、局長発言の撤回と謝罪を求めるべきだと主張した。

一、局長の発言については、市長与党を含めたほとんどの会派から批判の声が上がり、議運の決定をへて、議長は22日付で局長に対して発言の「謝罪及び取り消し」を求めた。当初、市長は回答文書でその一部の取り消ししか認めなかったが、これに対してわが党が厳しく批判し、道理がないことを浮き彫りにした。その結果、局長は議長の要請を受け入れて本会議で謝罪し、問題とされた箇所全部を取り消すことを表明した。

一、今回の局長の不適切発言は、この間の髙島市長のもとでの執行部全体の議会軽視、独断専行の体質が端なくも露呈したものだと言わねばならない。議会の意思によりこの不適切発言がただされたことは当然であり、民主的な活力の発露であった。わが党は今後も、髙島市長のもとで蔓延するこのような不見識をただし、議会制民主主義を守り抜き、「住民が主人公」の福岡市政への改革に全力を挙げる決意である。


2017年6月議会


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