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議会報告

2013年6月議会

中央保育園の移転、少年科学文化会館の民間賃借、こども病院の移転をただす

2013年6月24日 星野美恵子市議の質問

星野美恵子市議

福岡市がラブホテルや風俗店の多い地域に、中央保育園の移転を進めている問題などについて、日本共産党の星野美恵子市議は2013年6月24日、福岡市議会で高島市長に一般質問をおこないました。同園の移転については、保護者・保育士・市民から反対や不安の声があがっており、署名運動がとりくまれる中、この日も計画中止と現地での建て替えを求めて記者会見を開き、星野市議の質問にも多数傍聴に訪れました。

星野市議は300名(現在150名)もの大規模な保育園は、福岡市でも1カ所、全国の政令市でも21カ所しかなく、「異例中の異例」だと指摘。市が最初から300名規模に適した土地しか探していない事実も質問で明らかになりました。

星野市議は、移転予定地が狭い一方通行の道路で、乳幼児を連れては送迎できないと、議場で写真を示して批判。風俗営業法の規制対象となる施設が半径50メートルの中に、パチンコ店1軒、半径200メートルにラブホテル7軒、風俗店が1軒あり、こんな環境を「子どもや保護者に押し付けるのか」とただすと、こども未来局長は「風営法は保育所を規制するものではなく、法的な問題はない」と開き直りました。さらに、当該地域は「子育ての住民も生活しており健全な保育ができる」などと答え、議場から怒りのざわめきがおきました。


保育園用地パネル

また、移転予定地は、市が2011年5月に候補地選定を始めてから、わずか2ヶ月で決定されています。決定直後の9月に、所有者が北九州の会社から不動産会社・福住(河野孝雄社長)に変わっています。星野市議は経過のパネルを示しながら、「土地転がしがあったのではないか」と追及。「現予定地の保育園の活用はきっぱり断念を」「保護者・園の意向を十分反映し、現地に戻すことなどの再検討を」「待機児解消の適地の早急な整備を」と迫りました。

高島市長は、父母らの不安を無視し、移転を「着実にすすめたい」と答弁しました。

星野市議は、この他、こども病院移転にともなう西部地域の小児二次医療の空白について、「小児科を新設する」という市長の約束が反故にされている問題、少年科学文化会館の文化ホール存続、民間賃借の問題について質問しました。


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