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議会報告

2026年6月議会

女性トイレ行列解消求め、巡回通級を検証し、
自衛隊名簿提供中止を要求する

2026年6月12日 綿貫康代市議の一般質問

綿貫康代議員

日本共産党の綿貫康代市議は、2026年6月12日に福岡市議会の一般質問に立ち、日常化している女性用トイレの待ち行列を解消するための手だてを求め、障害のある児童生徒が利用する通級指導教室の「巡回通級」で起きている事態を検証し、SNS投稿が大きく注目されている市の自衛隊への若者名簿提供の中止を要求しました。

多くの人々が利用する施設や公共の場において、女性用トイレの待ち行列は日常化しています。その原因は、古い施設で女性便器数が男性便器数よりも少ない場合が多いこと、女性はトイレ利用時の衣服の着脱や生理があり、乳幼児を連れての利用等ケアする立場となる場合が多く、トイレの利用時間が長くなる傾向があることなどがあります。綿貫市議は、市の施設でも学校でも女性トイレ行列解消の為の整備方針を持っていないことを指摘。新しく国交省が取りまとめた「ガイドライン案」に「女性便器数が男性便器数以上となる基準とする」とあることや、山口県萩市の「公共施設トイレ整備方針」では男性と女性の便器数の比を概ね1対2としていることなども紹介し、市として包括的な施設整備方針をつくり、新たな施設だけでなく、既存の施設でも女性用トイレを増やして、待ち行列の解消をはかるべきだと求めました。

他者との意思疎通や社会生活への適応が困難な児童生徒が通常学級に在籍しながら支援を受ける「通級指導教室」において、拠点校に児童生徒が通う「拠点校方式」に加え、拠点校の教員が児童生徒の在籍する学校を巡回する「巡回通級」が4月から導入されました。しかし、まともな準備も行わず拙速に実施したため、本来必要な専用教室が確保されておらず、巡回先の学校と教員との連携に支障が出るなど、様々な問題が発生しています。綿貫市議は、市が発出した「巡回通級」についての学校向け通知文書に「固有の教室を確保いただく必要はありません」「※保護者への配布はご遠慮ください」と書いていることを暴露。これは市が最初から専用教室を確保する気がなく、教育環境が悪くなることを保護者に隠そうとしたものだと批判しました。そのうえで綿貫市議は、そもそも拠点校が受け持つ巡回先の学校が多すぎる問題や巡回先の学校で教員と児童生徒が1対1となることによるハラスメントや冤罪を生む不安が現場から出されている問題を指摘し、巡回先の学校に専用教室の確保を行うとともに、拠点校の増設と教員の増員をはかるべきだと求めました。教育長は「巡回通級」のメリットばかりを強調し、発生している様々な問題に対してまともに取り組む姿勢を見せませんでした。

4月1日、市がSNSに投稿した自衛隊に若者(18歳と22歳)の名簿を提供するという告知が昨年の約2000倍にあたる1396万回(6月9日現在)も閲覧されています。綿貫市議は、この要因は憲法9条を含む平和憲法を高市首相が変えることを目指すと宣言し、「戦争できる国づくり」への動きを強権的に進めようとしているからではないかと指摘。市は「昨年とは異なる特異な社会情勢が反映している」と答弁しました。また綿貫市議は、そもそも市が、当事者である若者や市民への周知徹底を行わず、自衛隊への若者名簿提供を勝手に進めていることに対する市民の反発がこのような反響を生み出していると批判。県内の半数近い自治体は名簿提供を行っていないことや住民の反対で提供をやめた自治体もあることを示し、自衛隊への名簿提供はきっぱり止め、提供した名簿はすべて引き揚げるよう求めました。市長は市民への周知が不十分であることを全く反省せず、「今後とも適切に実施」と言い放ちました。

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