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政策と活動|特集

2005年3月22日

党調査団 玄海島で要望きく

福岡県西方沖で起きた地震から一夜明けた21日、大きな被害をうけた玄海島(福岡市西区)などで復旧作業が本格化しました。この地震による被害は、死者1人、重軽傷672人に上るなど広がっています。日本共産党の地震被害調査団は同日、玄海島に渡って被害状況を確かめ、漁業関係者や学校関係者から要望を聞きました。

玄海島は福岡市の博多港から北西約18キロの玄界灘に浮かぶ小さな島。今回の地震で220戸のうち157戸の家が全・半壊。

調査には赤嶺政賢、吉井英勝衆院議員、仁比聡平参院議員、田村貴昭衆院比例候補、瀬川康之、山口律子両県議ら12人が参加しました。

調査団は崩れた家や建物、亀裂の入った港などを調査。地震で教室内がメチャクチャになった市立玄界中学校では、隈本和郎教務主任が「家が全壊したり半壊した生徒もいる。いつ生徒たちが学校に戻ってこれるのかメドがたたない」と不安を訴えました。

島に残っている10人の漁業関係者との懇談会では玄海島支所の伊藤和義会長が「この3カ月が漁の最盛期で年間売り上げの半分近くになる収穫時期」と強調。「行政をあげて家族が島で生活できるよう仮設住宅の早期建設など何とか力をかしてもらいたい」と訴えました。

また参加者からは「住民は荷物を持たずに避難している。一回家にもどしてほしい」「海面が白く濁っているので、漁礁や海底の変化も調査してほしい」「避難先では暖かいものを」などの要望が出されました。

調査中も時折、ズーンと体に響く余震が続く玄海島。調査を終えた赤嶺衆院議員は「島の復旧・復興のためには、仮設住宅を建設し住民が島に戻ることができるようにすることが急務だ。そのために国や県、市の大きな支援が必要だと痛感した」と話しました。

調査団はこのあと、県庁で災害対策担当の内閣府企画官に、玄海島での仮設住宅の早期建設や港、学校、道路の災害復旧などを申し入れ。担当官は避難所では要望に応じたサービスを約束するとともに、早期帰島が島の人たちの中心問題であることは認識していると回答しました。

また、玄海島住民が避難している福岡市内の九電記念体育館を訪問し、避難住民を見舞うとともに要望を聞きました。

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