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政策と活動|特集

しんぶん赤旗 2005年12月22日

西方沖地震 漁協や旅館を仁比参院議員とともに訪問

福岡市漁協西浦支所

福岡県西方沖地震で被災してから9ヶ月、漁民の力で復興を進めている福岡市漁業共同組合西浦支所(福岡市西区)に19日、日本共産党の仁比聡平参院議員が訪れ、瀬戸英男支所会長や福岡市漁協の平田次市専務理事らと懇談しました。この中で、漁民が使用していた卸売場などの共同施設の復旧にかかる自己負担の軽減を求める強い要望が出されました。

玄界灘に面した同市西区北端にある西浦漁港では、共同施設だけで2900万円の被害が発生していますが、そのうちの75%は国と県が補助するものの、残り25%が自己負担となり、重くのしかかっています。この実情は、仁比氏が11月16日に玄界島(同区)の漁協支所と懇談した際に要望されたものですが、そうした実態を、他の漁協でも把握しようと今回、西浦支所と懇談をもったものです。

漁協を訪れた仁比氏は、被災して使用不能の卸売場や亀裂が入ったままで簡易補修された岸壁などを視察しました。

懇談では、今回対象となっていない旧荷さばき場の危険な実情や、ずでに自己負担で改修した金額が500万円以上になる実情が報告されました。

また、「主力のいりこ漁がシケにあっており、水揚げが昨年より5000万円落ち込んでいる」「原油代の高騰で燃料代が大幅に増えている」「魚価が低迷して営業が苦しい」など、切実な声が寄せられました。

仁比氏は「震災から9ヶ月間、なお残された課題がある。みなさんの要望をしっかり受けとめて、国、県、市でできることがないかを勉強していきたい」と語りました。

志賀島

仁比氏は懇談後、被災地の志賀島(同市東区)を訪れました。斜面の崩壊で沿岸の周回道路(全長約6キロ)は今でも寸断されたままの状態。来年7月ころ、片側通行ができる予定です。

この道路に面した旅館「まさご屋」を経営する村井孝志さんは、仁比氏に対し、「観光地である志賀島の魅力は、周回道路を一周できること。このドライブルートが復旧しないと、お客は戻ってこない。来年7月の『海開き』前までに開通させてほしい」「市の融資制度の、支払猶予期間を今の一年から、もう一年延ばしてほしい」と厳しい表情で語りました。

懇談には、田村貴昭衆院比例代表候補や福岡県議・同候補、福岡市議・同候補らが同席しました。

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