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2013年11月

福岡市「議会改革」の到達点と課題

日本共産党福岡市議団は、一貫して、市民に開かれた公平公正で民主的な議会への改革を主張してきました。共産党市議団が議長に対して行った申し入れ「6つの議会改革」(2007年)を期に、これまで各派代表者会議や議会運営委員会などで継続的に協議されてきました。改革に消極的な他会派、抵抗する会派にも働きかけ、この間一部実現されました。

1、公開 ~市民に開かれた議会へ

福岡市議会は市民への公開が不十分で、共産党市議団も改善を提案、要求してきました。この間一定の改善が図られています。

共産党としての提案と、実現したもの、今後の課題についてまとめてみました。

(1)インターネット放映

2007年9月議会から、本会議のインターネット放映が始まりました。共産党市議団は本会議以外にも拡大することを提案してきました。

他の会派との協議の結果、全議員出席の「条例予算特別委員会」総会(3月)と「決算特別委員会」総会(10月)もインターネット放映をすることに決まり、2013年の決算特総会から始まりました。市民から「傍聴に行けない時でも録画を観ることができて助かる」など歓迎の声があがっています。

さらに、録画放映はYouTubeでも配信するようにしたため、1年間で削除されることもなくなりました。

(2)委員会の傍聴の改善

福岡市議会の委員会の公開はたいへん遅れています。

共産党市議団は、①委員会の傍聴席を増やすこと、②途中からの傍聴も可能とすること、③請願の採決も傍聴できるよう改めること、④委員会の会議録に発言者名(議員名)を記載すること、を主張し、協議されてきました。

このうち、①と②は2013年2月から、傍聴席を増やし、途中傍聴もできるようになりました。

採決時に傍聴者を退室させることや、会議録に発言者名を記載しないことは、他の政令市議会にはないことで、あまりにも異常です。共産党市議団はただちに見直すべきだと繰り返し他会派に迫ってきました。あと一押しです。引き続きがんばります。

(3)市議会だより・ホームページの改善

市政だよりと一緒に戸別配布される「市議会だより」ですが、以前は一般質問を紹介する欄に名前も所属会派名も記載されていませんでした。共産党市議団からの提案で、まず会派名が記載されるよう改善されました。

福岡市議会ホームページの改善もこの間進んできました。共産党市議団が提案してきた「議案に対する各会派の賛否状況」も掲載されるようになりました。議案(市長提案、議員提案、意見書、決議、請願など)の内容とともに各会派の態度も見ることができるようになり、公開度が増しました。


◎開かれた議会へいっそうの改善を ~日本共産党市議団の主張
  • 委員会の採決時に傍聴者を退席させることをやめ、すべて公開すること。
  • 委員会もインターネット放映すること。
  • 委員会の会議録も発言者名(議員名)を記載し、インターネット会議録で検索・閲覧できるようにすること。

2、議会のムダ改めよ

市政をチェックすべき議会は自らのムダづかいにも厳しく切り込まなければなりません。

この問題について、共産党市議団は2007年の議会改革申し入れの中で、①議員の海外視察の廃止、②政務調査費の全領収書添付の義務付け・公開、③議会出席の費用弁償の廃止、を主張しました。

海外視察は、共産党の申し入れと、「一人100万円の豪華観光旅行だ」「議員特権だ」との市民の批判の高まりを受け、2007年度いったん自粛されたものの、2008年度に80万円にして復活され、毎年数名の議員(自民、民主など)が海外視察に行っています。その後、自民・民主などが自ら義務付けた「海外視察報告書の提出・公開」によって、報告書がインターネットから他人の文章を盗用していたことが発覚するなど、不正が横行しています。共産党市議団は行っていませんが、市民感情をふまえ議会としてただちに廃止すべきです。

政務調査費は、使途目的と手続きを厳格にするための「手引き」を定めるとともに、収支報告書にすべての領収書等証拠書類を添付するよう義務付け、公開されるように改善されましたが、共産党市議団の主張が反映されています。また、2013年度から「政務活動費」となりましたが、使途目的を拡大する条例改正案に対し、共産党市議団は「時間をかけて市民参加で検討して決めるべき」として反対しました。

費用弁償は、共産党市議団の申し入れ通り廃止され、交通費相当額支給になりました。


(参考)
日本共産党福岡市議団のとりくみ

■ 2007年5月「6つの議会改革」を議長に申し入れ

  • 海外行政視察の制度(一人上限100万円)を一切廃止すること。
  • 政務調査費の収支報告書に全ての領収書を添付するよう義務付けるとともに、市民に公開すること。
  • 議会出席の費用弁償を廃止すること。
  • 議会のインターネット放映は、本会議に続き、常任委員会と条例予算特別委員会、決算特別委員会も対象とすること。
  • 常任委員会と条例予算特別委員会分科会、決算特別委員会分科会の会議録は、発言者名を記載するよう改善すること。
  • 常任委員会の傍聴席を増やし、途中からの傍聴も可能とするとともに、請願の採決も傍聴できるよう改めること。

■ 2007年8月政務調査費による「切手大量購入」にかかわる疑惑の解明等を求める申し入れ

■ 2012年5月議員の海外視察廃止の申し入れ


議会改革をめぐる最近の福岡市議会のうごき

■ 2009年11月 市議会だより 一般質問・答弁の紹介記事欄に「会派名」を記載

■ 2010年9月 市議会ホームページ 議案に対する「会派別賛否状況」を掲載

■ 2013年2月 委員会傍聴の改善(傍聴席ふやす、随時受付可、資料持ち帰り可)

■ 2013年5月 YouTube議会録画配信スタート

■ 2013年10月 決算特別委員会総会のインターネット放映(ライブ・録画)スタート

■ 2013年12月 本会議一般質問に一問一答形式(選択制)を導入


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