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政策と活動|特集

しんぶん赤旗 2003年3月4日

市民のたたかい

市民が3セク前社長を告発
ケヤキ・庭石疑惑「10億円もの購入真相究明を」

福岡市の「許さんばいケヤキ・庭石疑惑!徹底究明の会」の呼びかけにこたえた市民や弁護士の11人が3月3日、福岡地方検察庁を訪れ、先の市議会百条委員会で証言した「博多港開発」の志岐眞一前社長を特別背任罪の疑いで刑事告発しました。

告発状では、当時代表取締役であった志岐氏が庭石1万トンを代金3億6千万円余で売買契約したことについて、(1)計画も使用目的もなかったのに (2)取締役会で審議することもなく購入し (3)売買に関与した業者と西田藤二・元市議に不当な転売益を与え (4)同社に約1億9千万円の損害を与えた−−などとして、商法上の特別背任罪にあたると指摘しています。

福岡地検は、告発状を受理するかどうかについて後日、回答する旨答えました。

告発状提出後、告発人の代理人弁護士、小泉幸雄氏が告発にいたった経過を説明しながら、「今回、事実関係が最もはっきりしている庭石1万トンの購入に関して、志岐氏を特別背任で刑事告発した。庭石だけに限らず、ケヤキの疑惑についても検察庁は捜査をしてほしい」「なぜ、必要もないケヤキと庭石に10億円もの金が使われたのか、何のためだったのか、真相を究明してほしい」と語りました。

告発した1人の鈴木宏造さんは、「年金の引き下げや、医療費の窓口負担、高すぎる介護保険料・利用料の負担に市民は本当に困っている。そのなかで、我々の支払った大事な税金が政治家の利権あさりに使われたとあれば、単なる税金のムダ遣いよりも悪質だ」と怒りをあらわにし、「早く真相を解明してほしい。地検は書類を受理して捜査してほしい」と話しました。

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